2011年10月02日

サラ#7


…静かに雲は流れていきます
今ではこんなにも明るく眩しく光る島ですが
以前は時化てとても暗くて不安でしかたがありませんでした

ところで私はいつからココにいたのでしょう?

そう 気がついたら私は一人でココにいたのです
そして驚いた事に私自身が誰なのかまったく分かりませんでした
その思い出せないっていうのではなくまったく分かりませんでした
まったく分からないので何となく途方に暮れて
どうすれば無駄の無い時間遊泳ができるのかな
なんて考えてみたりして毎日を誤摩化していました

そんなある日イルカと名のる者が突然何処からか現れて私に言いました
「キミの正体をボクは知っているよ」と
私が何を言っているのか理解するのに戸惑っているとイルカは
「まぁ落ち着いて、君はこの荒れ狂ったアリス海を穏やかにするために
この地へやって来たんだよ」
まぁなんて大それた使命を私は課せられていたのでしょう
でもどうしてそんな大切な事を私は忘れてしまったんだろう
それにしてもこのイルカの話を信じてしまってもいいのかな
「あれ?信じられない?ン〜じゃぁさ雨がやみますようにって
想いながら歌を歌ってみてよ」
半信半疑で歌うのも面白くないので私はイルカの言う通りに
そう想いながら歌を歌いました
するとどうでしょう私が歌いだした途端に空は明るくなり
あんなに酷く降り続いていた雨がやんでしまい
そして何故か地面が少しだけ輝きだして・・・
私はイルカの話を信じてみることにしました

「でもキミはまだそのままでは不完全なんだ」
え?
「まだ海は荒れ狂ったままだろ?これを完全に治めるには
これはキミ一人の力では無理なんだ」
デモココデハワタシヒトリダシ・・・
「キミがボクのコトを信じてくれるんならさっきみたいに
何かを想いながら願いながら歌を歌い続けていてよ」
「そうすればキミが何者なのかキミ自身が知るだろうし
どうして不完全なのかも自ずと理解して受け入れられるからね」

イルカが去って私は一人でやることもなかったので
彼の言う通りに歌を歌う事にしました
そして…


…静かに雲は流れていきます
以前は時化てとても暗くて不安でしかたがありませんでしたが
今ではこんなにも明るく眩しく光る島になり
名前など自分の正体やまだ何となくだけど使命も分かりはじめ
海月と海星って可愛くも頼もしい友達もできました
だけれど相変わらずアリス海は荒れ狂ったまま
サラ002.jpg
そんな最近の私の歌は・・・


posted by tt-vox at 05:44| Words | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月12日

ジル#6

もう始まりの場所がどの方角なのかも
サッパリ分からなくなってしまい、…マシた
僕は光をハッスル方へ遠く遠く船を進めて…オリマ、す…
その目的地へと近づくたびに髪や肉や皮膚や…その他諸々と
どういう訳か僕のカラダは鋼の様に固まっていく所存でありますが
不思議なコトに日常生活には支障はなく至って普通にしております
ただ空腹感はなくて喋り口調が変わったコトぐらいでしょうかネ?
えぇ…
あの日の三日後の朝に僕はシーパラダイスに乗って
行けるとこまで潮の流れる儘に船を進め
今では親指ぐらいの大きさになった目的地
いつからか気になっていた頭上に浮ぶ
真赤な三日月の先端は僕へと狙いを定めてるかの様に
日に日に鋭くなっているみたいだけど
いつかアレは本当に僕に攻撃してくるんだろうなって
無意識に僕はそう感じてオリマスよ
なのであの光る島にあると言う最新の感情とやらを
ニュウリョクするまでは見逃していてほしいものです

ジル00.jpg
もうどれくらい航海していたんだろうナ
やっと光輝く光源の島が目視できるくらいになってキタんダ、、、
あんな大時化の中でも微に聞こえていた歌声は
段々とは今ではっきり聞こえてくるン
そしていろんな感情を得てほっこりしていくココロと引き換えに
更に鋼の様なカラダになっていく僕のカラダは
強力な磁石の磁力の様なモノに半ば強引にかつ強制的に
その歌声に引寄せられて行くのであります、ヨ



posted by tt-vox at 01:38| Words | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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